デジタル請求革命の幕開け 「メール+PDF」はもう時代遅れ!

意外と面倒な請求業務

請求業務は販売行為の中でも重要な手続きである。物販でもサービスでも請求書の受領をもって代金支払いのアクションを起こす買い手がほとんどだ。だから請求業務は売り手にとって重要だ。これがきちんと買い手側に伝わらないと代金の支払いが危ぶまれる。一方、請求業務は結構面倒くさい。営業・販売部門の担当者なら、できれば他部門に任せたい、と思うこともあるだろう。

ヒューマンエラーと隣り合わせの「メール+PDF」

実は昔に比べて我々がマシだと思っている「メール+PDF」方式も本当はかなり手間がかかる。販売金額に加え内訳、日付、注文番号や請求番号等の確認、続いて請求書の作成とPDF化、そして買い手担当者への請求メール作成とPDF添付・送信、最後に請求書の部門間共有と保管。こうして請求フローを辿ってみると作業の至るところでニューマンエラーが起こる可能性を孕んできることが分かる。請求業務を任されることが多い営業・販売部門は注意が必要である。もちろんこれらの潜在的なリスクを防止するために様々なシステムやアプリケーションが容易に手に入る。こうした請求管理ソフトは多くの場合クラウドサービスとしてすぐに利用できる。多く営業部門・販売部門担当者にとって非常に有難い。しかしその請求管理ソフトをさらにパワーアップする武器が登場した。

デジタルインボイスの登場

それがデジタルインボイスである。デジタル化はペーパーレス化とほぼ同義。紙ベースの見積書、発注書、請求書などは次第に電子的な媒体に置き換えられやり取りされるようになってきた。その最大の理由はヒューマンエラーの防止と軽減による業務効率の改善だ。前述の通り「メール+PDF」方式を例にとれば、請求項目の確認から始まり請求書の作成・PDF化とメール添付・送信・部門間共有と保存等、実に様々な作業要素が混在する請求業務。そのデジタル化はビジネスシーンでの喫緊課題、担当部門にとっては実に悩ましい現実である。この問題を根本的に解決し得るテクノロジーがデジタルインボイスである。

デジタルインボイスの凄さ

デジタルインボイスはあまねく商取引の適格性・安全性の担保と業務効率化に資することから多方面から注目を浴びている。その中でもPeppol仕様のデジタルインボイスはその汎用性(Versatility)・互換性(Interoperability)・利便性(Usability)から大きな期待が寄せられており、我が国でもデジタル庁とEIPA(デジタルインボイス推進協議会)のリードの下、様々な業界での導入が始まっている。Peppol対応のデジタルインボイスの優位性を従来の「メール+PDF」方式と比べてみよう。

✅ 人手の介在が少なく電帳法対策で重要な請求情報の改竄による不正行為の可能性を最大限に排除
✅ ヒューマンエラーによる二度手間の防止と作業時間の大幅な短縮が可能
✅ 柔軟性の高いXMLデータがベースなので前後業務との連動による請求業務全体の効率化が可能
✅ 元データはいつでも閲覧・取出し可能なので税務上の対応負荷も大きく軽減
✅ 高度なセキュリティーを担保したPeppolネットワーク上での安全・確実なデータ交換
✅ デジタルインボイスの日本標準仕様JP PINT対応で国際基準もクリア
✅ シンプルな設定ですぐにデジタルインボイスの送受信が可能なかんたんAPI

Peppol完全対応のbondance endpoint-APIの導入により、既存業務システムの請求書出力部分に若干の手を加えるだけで、すぐにPeppolネットワークに連動したデジタルインボイス処理を実現できる。もちろんbondance endpoint-APIは2023年10月より導入が本格化するインボイス制度(適格請求書制度)と電帳法(電子帳簿保存法)にも対応している。

デジタルインボイスの国際標準Peppolのかんたん実装ツールbondance endpoint-APIでNext Stepへ!

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