国内のデジタルインボイスの取組みは中小流通業界や中小製造業界など業界単位・事業規模単位でのDX化及び業務効率改善の一環として進められてきました。中小流通業向けのBMS、中小製造業向けのECALGA、中小建設業向けのCI-NET等が有名ですが、これらはあくまでも業界内の情報交換・データ交換の効率化を目指したもので、業界を超えた共通仕様に基づいた真の「相互運用性(interoperability)」を実現したものではないため、現在わが国では異異業種間でのデジタルインボイスのやり取りはできません。しかしこの隘路を解消する目的で現在「中小企業共通EDI」実現に向けた取組みが進んでいます。政府はインボイス制度や電帳法の導入をきっかけにデジタルインボイスの国際標準化を視野に「中小企業共通EDI」へのJP PINT(国際標準デジタルインボイスの日本仕様)採用とその先にあるPeppolとの連携を検討しています。
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