FAQ

Q:Peppolと電帳法(電子帳簿保存法)の関係は?

Peppolは電子文書をネットワーク上でやり取りするための文書仕様・ネットワーク・運用ルールの国際規格と仕様のことです。一方、電子帳簿保存法とは、国税関係(法人税法や所得税法)の帳簿や書類を電磁的記録(電子データ)で保存することを認める法律のことです。従って、両者は直接的には関係ありません。

しかし電子データが介在するという点では共通点がありますし、デジタル庁がデジタルインボイスの国際標準Peppolの日本導入を積極的に進めている現状においてPeppolと電帳法は連続線上にあるものと考えてよいでしょう。いうまでもなく、デジタルインボイスはあまねく商取引の適格性・安全性の担保と業務効率化に資することから多方面から注目を浴びていますが、その中でもPeppol仕様のデジタルインボイスはその汎用性(Versatility)・互換性(Interoperability)・利便性(Usability)から大きな期待が寄せられています。

一方、帳簿や書類は法令上紙で保存することとされてきましたが、紙での保存は整理・ファイリングの手間や保管スペースのコスト負担、或いはPDFから紙への印刷のように電子データになっている文書をわざわざ非デジタル化するなど、業務非効率を招いているという深刻な問題もあります。こうしたビジネスの現場における負荷の軽減と税務対応上の省力化を図る目的で導入されるのが電帳法です。

以下はPeppolの特長の一部を列挙したものですが、電帳法と極めて相性がよく2つが連続線上にあることがよくわかります。

✔︎ 人手の介在が少なく電帳法対策で重要な請求情報の改竄による不正行為の可能性を最大限に排除

✔︎ ヒューマンエラーによる二度手間の防止と作業時間の大幅な短縮が可能

✔︎ 柔軟性の高いXMLデータがベースなので前後業務との連動による請求業務全体の効率化が可能

✔︎ 元データはいつでも閲覧・取出し可能なので税務上の対応負荷も大きく軽減

✔︎ 高度なセキュリティーを担保したPeppolネットワーク上での安全・確実なデータ交換

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